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カルト度チェック JSCPR集団健康度測定目録
JSCPR集団健康度測定目録について
自分のいる団体は危険な集団なのではないか?
このまま続けて大丈夫なんだろうか?
あなたの属する団体、あるいは関心のある団体にどれくらいカルト度があるかをこのテストでチェックしてみましょう。
このテストは日本脱カルト協会(JSCPR)のメンバーの心理学者2名、神学者1名、弁護士2名、聖職者3名の計8名の合議により、基本的人権の侵害や、脱法行為の疑いのある集団行為を抽出し、作成されたものです。
質問項目は114項目あります。
評定する集団の活動について4段階(0、1、2、3のいづれか)で全質問に正直に答えてください。最後に足し算により合計得点を求めてください。
なお、集計のやり方は最後にあります。
0 「あてはまらない」
1 「どちらともいえない」
2 「少しあてはまる」
3 「あてはまる」
ではやってみましょう。ここからはじまります。
1 反抗的なメンバーにはつらい体罰や独房への幽閉などの身体的罰を受けさせる。
0 1 2 3
2 規則の逸脱行為に対してメンバー同士での監視やスパイ行為を奨励する
0 1 2 3
3 解決困難な因縁・呪い・危機などで不安や恐怖をあおって献金や奉仕・労働をさせたり勧誘したりする。
0 1 2 3
4 脱会したいというメンバーに身体を拘束してまでも脱会させないことをよしとする。
0 1 2 3
5 無視、侮辱、避難、降格、破門や追放などの精神的罰を受けさせることがある。
0 1 2 3
6 メンバーに対する傷害・致死・殺害が起きている。
0 1 2 3
7 個人が大切にしていたものを捨てさせたり、大切にしていた対人関係の縁を切らせる。
0 1 2 3
8 財産や物品の個人的所有をほとんど認めないか、著しく制限する
0 1 2 3
9 組織活動に専念させる目的で仕事や学校を辞めることを望ましいとしたり、強制的にやめさせようとする。
0 1 2 3
10 メンバーである証として、特殊な服装・物品を身に着けさせる。
0 1 2 3
11 経済的に元の暮らしにもどれないほどの財産の寄付・高額の献金あるいは物品購入を求める
0 1 2 3
12 組織活動の正当性をたてに一般社会の法を犯すこともある
0 1 2 3
13 「脱会すると不幸になる」「罰が下る」などの恐怖感が与えられる。
0 1 2 3
14 反省(懺悔)の必要なメンバーには集団で取り囲んで攻撃することがある
0 1 2 3
15 自分たちの組織は外部から迫害されていると教えられている。
0 1 2 3
16 最初のうち、組織や代表者の名称あるいは接近した真の目的を隠して勧誘する。
0 1 2 3
17 被勧誘者の周囲を複数のメンバーで取り囲んで入会の意思決定を求める。
0 1 2 3
18 無力感や切迫した恐怖感などの危機的状況をあおったうえで入会の意思決定を求める。
0 1 2 3
19 入会に際して家族や友人・知人などの組織に関係のない人々には相談させないようにする。
0 1 2 3
20 集団的な熱狂状態や情緒的な興奮状態のなかで入会の意志決定を求める。
0 1 2 3
21 嫌がってもしつこく長時間拘束して根負けさせ、次の約束や入会の承諾を得ようとする。
0 1 2 3
22 実際にはやめにくくなることを知りつつも、いつでも容易にやめられることを強調しながら勧誘する
0 1 2 3
23 うそをついたり、重要な情報を意図的に隠して勧誘する。
0 1 2 3
24 組織の正当性を信じさせるために演劇的な手法や仕掛けを使うことがある
0 1 2 3
25 組織外部の人々と自由に話す機会が与えられない。
0 1 2 3
26 上役や係の許可を得ずに手紙を出したり、電話をかけることが困難である。
0 1 2 3
27 メンバー宛ての通信を、組織やリーダーが意図的に届けないことがある。
0 1 2 3
28 メンバーの住居はリーダーによって定められ、それに従うしかない
0 1 2 3
29 組織外のものは家族といえども居住地を知ることができない
0 1 2 3
30 メンバーは他の社会とは隔絶した閉鎖的空間に住まわせられる。
0 1 2 3
31 組織やリーダーが決めた者たちで同居することが決まりになっている
0 1 2 3
32 家族からの面会や電話対応の要請は規則によって受け付けない
0 1 2 3
33 組織やリーダーが性行為の具体的な内容を決める
0 1 2 3
34 メンバーの結婚・離婚などは組織のリーダーが決定する
0 1 2 3
35 性的な誘惑を用いて勧誘する
0 1 2 3
36 組織が結婚許可の条件として献金や労働奉仕を求める
0 1 2 3
37 子供に対する体罰が正当化されている。
0 1 2 3
38 夫婦であっても、メンバーは組織方針によって別々に暮らしていることが多い。
0 1 2 3
39 恋人や配偶者がいても、片方が入会すると離婚ないし別離となることが多い
0 1 2 3
40 性的虐待、性的強要がある。
0 1 2 3
41 子供を強制的に組織の活動に参加させる。
0 1 2 3
42 小学生やそれ以下の年齢でも、親から引き離して所定の施設に住まわせる。
0 1 2 3
43 組織活動のためにノイローゼやうつ病のような心理的障害や困難に至るケースが普通より多いと思う。
0 1 2 3
44 本人が希望する治療や病院・医師にかかることができない
0 1 2 3
45 入会条件を満たしていても、組織の都合で入会を拒否したり延期することがある。
0 1 2 3
46 組織や個人に不都合が起こったら、必ず原因を不服従、不忠義というメンバー自身のせいになる。
0 1 2 3
47 組織が決めた食生活をしないと、死ぬか重大な病になると言われている。
0 1 2 3
48 身体の不調や病気のときでも組織の活動を休む許可や医師にかかる許可をなかなか出さない。
0 1 2 3
49 断食や行などの過酷な行を強要する。
0 1 2 3
50 快癒に必要な医療行為であっても、組織の意志によって制限や禁止が強いられる。
0 1 2 3
51 長時間の修行や組織活動を無理に連続して心身に以上をきたすものもいる
0 1 2 3
52 不衛生な家や危険な建築物に住まわされている。
0 1 2 3
53 交通違反や危険な運転をせざるを得ない状況にある。
0 1 2 3
54 嘘をついたり文章を偽造じたりといった詐欺や詐欺行為もやむを得ないとする。
0 1 2 3
55 やるべき課題が多すぎて、慢性の睡眠不足の状態にある
0 1 2 3
56 十分な食事が与えられず、常に栄養の枯渇状態にある。
0 1 2 3
57 意識が異常になる薬物投与、電気ショック、脳波操作などの医学的手法が行われる。
0 1 2 3
58 超常現象と思わせる幻覚体験をさせて組織の思想や理念を正当化させる
0 1 2 3
59 組織内での自殺者や自殺未遂者は普通より多く出ていると思う。
0 1 2 3
60 特定の食品・嗜好品の摂取を支持したり、禁止したりする。
0 1 2 3
61 子供に一般社会の基本的な規則・慣習や常識を身につけさせていない。
0 1 2 3
62 現在の義務教育のありかたを組織の基本的な信条として否定している。
0 1 2 3
63 高校進学や大学進学を妨げるというように高等教育を受ける自由が制限されている。
0 1 2 3
64 組織外部の人々やその子供との交際は禁止あるいは制限されている
0 1 2 3
65 個人の自由な読書は認められていない。
0 1 2 3
66 学校の行事参加や課外活動につき一律に制限することがある。
0 1 2 3
67 自分の自立心を軽視するように教育している。
0 1 2 3
68 幹部やその子供などの特定のメンバーと他のメンバーとの間に権利や待遇において差別がある。
0 1 2 3
69 科学的に判明している事実を否定するように強要することがある。
0 1 2 3
70 子供の意見や主張は一般にわがままとして耳を貸さない。
0 1 2 3
71 組織やそのリーダーの意見や方針に反して反対意見を述べると制裁が加えられる。
0 1 2 3
72 組織を批判しているような出版物や放送に接することができない。
0 1 2 3
73 一部のメンバーの自発的な集団や活動は禁止されている
0 1 2 3
74 目的の達成が第一優先であって多少の犠牲はやむを得ない。
0 1 2 3
75 仕事の種類や内容をほとんど自分で選べない
0 1 2 3
76 組織内での仕事・活動とその場所(勤務地)に関して当人は拒否することができない。
0 1 2 3
77 組織外での労働によって獲得した収入がほとんど献金になる。
0 1 2 3
78 労働環境が衛生面や安全面においてよくない。
0 1 2 3
79 組織が望ましいとする労働時間が長すぎたり、過酷である。
0 1 2 3
80 組織に属しているために保険や年金による生活保護が受けられなかったり制限されたりする。
0 1 2 3
81 義務教育中の児童・生徒にも組織のための労働や活動を強要する。
0 1 2 3
82 懲戒に関して本人は弁明・反論できる機会が与えられていない。
0 1 2 3
83 組織に決められた特定の政党や特定の候補者を応援しなければならない。
0 1 2 3
84 組織のリーダーは絶対的な存在であり何事にも服従するのがよいとされている。
0 1 2 3
85 他のメンバーとの連絡は自由にとれない状況である
0 1 2 3
86 ごく一部の幹部やリーダーだけが組織の利益や特典を受けている
0 1 2 3
87 組織での労働に対して給与は支払われないか、一般よりとても低い額である。
0 1 2 3
88 個人的に秘密にしておきたいことでも組織のしかるべき人には明かさなければならない。
0 1 2 3
89 個人の日記・メモや手紙・電話などの通信が組織の誰かに見られたり、盗聴されたりすることがある。
0 1 2 3
90 組織で記載された記録内容を本人さえ見ることができない。
0 1 2 3
91 本人の了解なくメンバーのプライバシーを口外したり個人的秘密を守らないことがある。
0 1 2 3
92 組織の規則が私生活にもおよび罰や報酬が与えられる
0 1 2 3
93 生活のスケジュールはほとんど管理され、個人で自由に使える余裕がない
0 1 2 3
94 募金活動を装って資金集めをしている。
0 1 2 3
95 家族や縁者に内緒にさせて多額の献金や物品購入をさせる
0 1 2 3
96 サラ金業者やカードローンまで利用させて献金させる。
0 1 2 3
97 組織に献金させるために家族や友人・知人から借金させる
0 1 2 3
98 脱会者やその意思を持つ者の財産返還の要求に誠実に応じない。
0 1 2 3
99 私的な生命保険を解約させたり、賃金を処分したりして組織に献金させる。
0 1 2 3
100 組織の思想や活動を批判する者に対して名誉棄損訴訟を濫発したり、訴訟への懸念をたてに使う。
0 1 2 3
101 組織の思想や活動への批判者、反対運動する者への暴力や逮捕あるいは監禁などの攻撃をする。
0 1 2 3
102 一般の無関係な人々への暴力やテロ攻撃を組織目的のためにはやむを得ずとする。
0 1 2 3
103 組織の思想や活動への批判者・反対運動する者に対して、脅迫や嫌がらせの文章を送ったり、そうした意味の電話をする。
0 1 2 3
104 組織の施設周辺に暮らす住民生活への配慮がなく、苦情が出ている。
0 1 2 3
105 組織活動のために早朝や深夜などの非常識な時間に一般宅や会社などを訪問する。
0 1 2 3
106 脱会したメンバーに対して、脅迫したり嫌がらせをする。
0 1 2 3
107 メンバーと家族の間で、その組織の教えのために家庭崩壊になる例が後をたたない。
0 1 2 3
108 会社や学校での友人・知人・部下・同僚などに手当たりしだいに販売や入会などの勧誘をする。
0 1 2 3
109 社会的な地位や優位な立場を利用して販売や入会の勧誘をする。
0 1 2 3
110 相手が不幸や悩みのある状態につけいって販売や勧誘をする。
0 1 2 3
111 組織の活動で、個人の住居やオフィスに上りこんでなかなか帰らない。
0 1 2 3
112 組織やメンバーの活動で与えた被害に対して誠意ある対応をしない。
0 1 2 3
113 組織の代表・幹部の教える思想と実際の行動には基本的に矛盾がある
0 1 2 3
114 心身の傷害者を排除したり、人種や性の差別を認める思想がある。
0 1 2 3
お疲れ様でした。
評定の仕方を以下に記します。
T 入会の自由に対する侵害
質問の1〜15までが「入会の自由に対して侵害されている疑いがあるかどうか」について評定する質問です。
1〜15までの問いの答えを合計して点数を求めてください。
組織に対して好ましい感情をもっている方は合計点数に5点足してください。
組織に対して否定的な感情を持っている方は合計点数から5点引いてください。
以上の手続きでTの合計点を求めてください。
Tの合計点
点
そして下の表と照らし合わせて評定してください。
ふつう 15点以下
やや不健康 16点〜22点
不健康 23点〜30点
非常に不健康 21点以上
U信教・思想の自由に対する侵害
質問の16から25までが「信教と思想の自由が侵害されているかどうか」を評定する質問です。
質問の16〜25までの合計点を求めてください。
組織に対して好ましい感情をもっている場合はこの合計点に3点を足してください。
組織に対して否定的な感情を持っている場合にはこの合計点から3点をひいてください。
以上の手続きでUの合計点を求めてください。
Uの合計点
点
そして下の表と照らし合わせて評定してください。
ふつう 10点以下
やや不健康 11点〜15点
不健康 16点〜20点
非常に不健康 21点以上
V通信・居住の自由に対する侵害
質問の26から32までが「通信・居住の自由が侵害されている可能性について評定する質問です。
質問の26から32までの合計点数を出してください。
組織に対して好ましい感情を持っている場合にはこの合計点に3点を足してください。</p>
組織に対して否定的な感情を持っている場合にはこの合計点から3点を引いてください。
以上の手続きでVの合計点を出してください。
Vの合計点
点
そして下の表と照らし合わせて評定してください。
ふつう 7点以下
やや不健康 8点〜11点
不健康 12点〜14点
非常に不健康 15点以上
W 性・子供の権利に対する侵害
質問の33から42までが「性・子供の権利が侵害されている可能性」について評定する質問です。
質問の33から42までの合計を出してください。
組織に対して好意的な感情を持っている場合には3点を足してください。
組織に対して否定的な感情を持っている場合には3点を引いてください。
以上の手続きでWの合計点を出してください。
Wの合計点
点
そして下の表と照らし合わせて参照してください。
ふつう 10点以下
やや不健康 11点〜15点
不健康 16点〜20点
非常に不健康 21点以上
X健康・文化生活の権利に対する侵害
質問の43から60までが「健康・文化の権利に対する侵害があるかどうか」を査定する質問です。
質問43から60までの合計点を出してください。
組織に対して好意的な感情を持っている場合には6点を足してください。
組織に対して否定的な感情を持っている場合には6点を引いてください。
以上の手続きでXの合計点を出してください。
Xの合計
点
そして下の表で査定してください。
ふつう 18点以下
やや不健康 19点〜27点
不健康 28点〜35点
非常に不健康 36点以上
Y民主教育に対する侵害
質問61から70は「民主教育に対する侵害があるかどうか」を評定する質問です。
質問61から70までの合計を出してください。
組織に対して好意的な感情をもっている場合は合計点に3点足してください。
組織に対して否定的な感情を持っている場合には合計点から3点引いてください。
以上の手順でYの合計点を出してください。
Yの合計点
点
そして下の表をで評定してください。
ふつう 10点以下
やや不健康 11点〜15点
不健康 16点〜20点
非常に不健康 21点以上
Z組織の民主制に対する侵害
質問71から87までは、「組織が民主的に運営されているかどうか」を評定する項目です。
71から81までの点数の合計を出してください。
組織に好意的な感情を持っている場合には合計に6点を足してください。
組織に否定的な感情を持っている場合には合計から6点を引いてください。
以上の手順でZの総合計を出してください。
Zの合計点
点
そして下の表で評定してください。
ふつう 17点以下
やや不健康 18点〜26点
不健康 27点〜34点
非常に不健康 35点以上
[プライバシーに対する侵害
質問88から93までは「プライバシーの侵害が行われているか」を評定する質問です。
質問88から93までの合計点を出してください。
組織に対して好意的な感情を持っているのであれば合計点に6点を足してください。
組織に対して否定的な感情をもっているのであれば合計点から6点を引いてください。
以上の手順で[の総合計を出してください。
[の総合計
点
そして以下の表で評定してください。
ふつう 6点以下
やや不健康 7点〜10点
不健康 11点〜12点
非常に不健康 13点以上
\そのほかの人権に対する侵害
質問94から114までが「そのほかの人権に対する侵害があるかどうか」を評定する質問です。
質問94から114までの合計を出してください。
組織に好意的な感情を持っているのであれば合計点に7点足してください。
組織に否定的な感情を持っているのであれば、合計点から7点を引いてください。
\の総合計
点
そして以下の表で評定してください。
ふうう 17点以下
やや不健康 18点〜26点
不健康 27点〜34点
非常に不健康 35点以上
] 組織の総合健康度の評定。
最後に、あなたの属している組織が総合的に健全なのかどうか、を評定します。
T〜\の総合計点を足してください。
Tの総合計+Uの総合計+Vの総合計+Wの総合計+Xの総合計+Yの総合計+Zの総合計+[の総合計+\の総合計=総合計X
総合計X 点
総合計Xを下の表に合わせて評定してください。
ふつう 50点以下
やや不健康 51点〜79点
不健康 80点〜109点
非常に不健康 110点以上
いかがでしたでしょうか?
「やや不健康」であれば組織の中で話し合って改善していったほうがいいかもしれません。
「不健康」か「非常に不健康」であれば、話し合うことよりもまず、距離を置いたほうがよいでしょう。